高速タイピングとゲーム性能を両立したい人へ
仕事で長時間タイピングをする人や、反応速度が求められるゲームを遊ぶ人にとって、
「どんなキーボードを選ぶのが正解か?」は大きな悩みです。
なかでも悩みが深くなるポイントは次の3つです。
- キーを押したときの反応速度
- 疲れにくい打鍵感
- サイズとデスク上の快適さ
この3つを同時に満たすキーボードは多くありません。
そんな中、Razer Huntsman V2 Tenkeyless(日本語配列・Clicky Optical Switch) は、
“高速応答 × クリッキーな心地よさ × コンパクト”を兼ね備えたモデルとして、
ゲーマーからタイパーまで幅広いユーザーから高評価を集めています。
本記事では、このキーボードの特徴・使用感・口コミ・メリット/デメリットを
Work & Play ガジェットらしい深い視点で徹底レビューします。
結論から言えば、
「反応速度・軽快なクリック感・コンパクトさ」を最優先するなら選んで損のない1台
商品概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Razer Huntsman V2 Tenkeyless JP |
| 型番 | RZ03-03941500-R3J1 |
| メーカー | Razer(レイザー) |
| 配列 | 日本語配列 |
| スイッチ | クリッキー オプティカルスイッチ |
| キーキャップ | ダブルショット PBT |
| キーボード種別 | テンキーレス |
| 接続方式 | USB-A(着脱式 Type-C ケーブル) |
| ライティング | Chroma RGB |
| キー数 | 87キー |
| ボタン数 | 104(メディアキー含む) |
| 特徴 | 8000Hz HyperPolling、静音フォーム、PBTキーキャップ、リストレスト付属、オンボード/クラウドのハイブリッドストレージ |
| サイズ | 36.2 × 14.1 × 3.7 cm |
| 重量 | 約0.68kg |
| 保証 | 2年 |
| 推奨用途 | ゲーミング、タイピング、在宅ワーク |
どんな人にこの商品がおすすめか
▼ 向いている人
- 高速入力・素早い応答を求めるゲーマー
- クリッキーな軽快スイッチが好きな人
- デスクを広く使いたい(テンキーレス派)
- アクチュエーションが浅いキーボードが好き
- PBTキーキャップの耐久性を求める人
- リストレスト付きで姿勢よく作業したい人
- ライティング演出も楽しみたいユーザー
▼ 向いていない人
- 打鍵音が静かなキーボードを求める人
- クリック音が苦手な人
- 価格を最優先する人
- スタビライザーやキーのガタつきに敏感な人
- テンキー必須のExcel操作が多いユーザー
Razer Huntsman V2 TKL の強み
● 8000Hz HyperPolling による圧倒的な応答速度
一般的なゲーミングキーボードのレポートレートは
1000Hz(1ms) が一般的ですが、
Huntsman V2 TKL は 8000Hz(0.125ms) に対応しています。
- キー入力が8倍細かくPCへ送信される
- 瞬間的な反応が必要なゲームに強い
- 入力遅延がほぼ感じられない
高速FPS/アクションゲームでは特に大きな差となり、
“とにかく早い反応” を求めるユーザーには強い武器になります。
● クリッキー オプティカルスイッチの軽快タッチ
従来のメカニカルスイッチとは異なり、
赤外線で入力を検知する光学式スイッチを搭載。
そのため、
- チャタリング(誤入力)が起きにくい
- 押下が軽く、素早い連打に向く
- クリッキーなクリック感が気持ち良い
- ストレスのない戻り感でテンポよく入力できる
といったメリットがあります。
特に「カチッ」としたクリック感が好きな人には最高の打鍵体験になるはずです。
● ダブルショットPBTキーキャップの高い耐久性
キーキャップ素材には、
ゲーミングキーボードでも上位製品で採用される PBT を使用。
- 文字が消えにくい
- 表面がテカりにくい
- 指が吸い付くような触感
- 長期間使っても劣化しにくい
ABSより圧倒的に耐久性が高く、
長く使うほど “差が出るポイント” です。
● 静音フォームが打鍵音の反響を軽減
Huntsman V2 TKL の大きな進化点が 内部フォーム。
- 打鍵音の反響音を吸収
- キーを押し込んだ時の底打ち感が柔らかくなる
- メカニカルより耳に優しい音に調整されている
ただし「完全静音」ではなく、
クリッキースイッチの音はしっかり鳴ります。
“うるさすぎず、耳に刺さらないチューニング” という印象です。
● エルゴノミック リストレストで疲れにくい
付属のリストレストはクッション性が高く、
長時間の作業やゲームで手首の負担を軽減してくれます。
- 柔らかさとホールド感のバランスが良い
- マグネット式で着脱も簡単
- TKLモデルとの相性が良く、姿勢が安定する
「リストレストがあるだけで疲れ方が変わる」
というレビューが非常に多いのも納得のクオリティです。
● TYPE-C 着脱式ケーブルで扱いやすい
本体側がUSB Type-Cになっているため、
- ケーブルの断線リスクを減らせる
- モバイル用途でも取り回しが良い
- 好みのケーブルに交換可能
といった柔軟性があります。
eスポーツ大会では自前ケーブルを使う選手も多いため、
“プロのための設計” がそのまま一般ユーザーにも便利な仕様になっています。
● オンボード+クラウドのハイブリッドストレージ
設定したキー配置やマクロは、
- キーボード本体に保存(オンボード)
- Synapse経由でクラウド保存も可能
というハイブリッド構成になっています。
- 外出先でも自宅と同じカスタム環境を再現
- プロファイルを切り替えて使い分け
- もしPCが変わってもすぐに設定が復元できる
ゲーム用途だけでなく、
複数デバイスで作業する人にも便利です。
実際の使用感レビュー
タイピングは「軽くて速い」。ただし音はしっかり鳴る
キーを押し始めた瞬間に「カチッ」というクリック感が伝わり、
そのまま指が跳ね返るように戻ってきます。
- 押下が軽い
- 押し込みが浅い
- ストロークが高速
- 戻りが速く連打がしやすい
という感触で、長文入力がとにかく快適。
ただし、クリッキースイッチなので 音は明確に鳴ります。
深夜の静かな環境ではやや大きく聞こえるため、
消音性を求める人には向きません。
ゲームでは反応の速さが抜群。8000Hzの恩恵を体感できる
FPSゲーム(Apex Legends)で試したところ、
- 軽いタップで武器の切り替えが高速
- 連打が正確
- 入力遅延の少なさを実感
特に 高速レポートレートによる微差入力の再現性が優秀で、
“押した瞬間に反応する” 感覚があります。
競技ゲーマー向けの作りという印象が強いです。
メリット・デメリット
▼ メリット
- 光学式スイッチの反応速度が圧倒的に速い
- クリック感が心地よく、軽快なタイピングができる
- 内部フォームにより従来より打鍵音がマイルド
- ダブルショットPBTキーキャップで耐久性が高い
- テンキーレスでデスクが広く使える
- Chroma RGBが美しく、演出が豊富
- 着脱式Type-Cケーブルで取り回しが良い
- エルゴノミックリストレストが手首の負担を軽減
- ハイブリッドストレージで設定を持ち運び可能
- ゲーム/仕事の両方で使える万能性
▼ デメリット
- クリッキー音が大きめで静かな環境には不向き
- スタビライザー部が rattling(ガタつき)やすいという口コミあり
- 価格帯はやや高め
- Fn操作が必要なキーがあり、慣れが必要
- 発光パターンを細かく設定するにはSynapseが必須
- スペースキーの音が他より大きいというレビューが複数あり
- LED周りの不具合レビューが少数存在
他製品との比較
比較対象として、同じテンキーレスの人気製品を選びました。
- Logicool G PRO X Keyboard(GX Blue/Red/Brown → メカニカル)
- SteelSeries Apex Pro TKL(OmniPoint スイッチ)
| 項目 | Huntsman V2 TKL | Logicool G PRO X | SteelSeries Apex Pro TKL |
|---|---|---|---|
| スイッチ方式 | 光学式(クリッキー) | メカニカル | 磁気式(調整可能) |
| 打鍵音 | 大きい(カチッ) | 適度 | 静か〜普通 |
| 応答速度 | 8000Hzで最速級 | 1000Hz | 1000Hz |
| キーキャップ | PBT | ABS | PBT |
| 価格帯 | やや高い | 中〜高 | 高 |
| カスタマイズ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 付属リストレスト | あり | なし | あり |
| 重量 | 0.68kg | 約0.98kg | 約0.77kg |
■ 比較ポイントまとめ
- 最速クラスの反応速度なら Huntsman V2 TKL が頭一つ抜けている
- キー荷重や静音性は SteelSeries が優勢
- カスタマイズ性は Apex Pro が最強だが価格が高い
- 持ち運びしやすさは Huntsman が軽くて有利
- クリック感重視の人は Huntsman 一択
つまり、
「速さとクリック感」 という明確な個性で勝負しているのが Razer Huntsman V2 TKL の強みです。
評判・口コミ
Amazonレビューを集約したところ、
平均評価は ★4.5 / 5(レビュー数 約540件) と高評価です。
ここでは総合的な傾向をまとめます。
▼ 高評価の傾向
- クリック感が最高でタイピングが気持ちいい
- ストロークが浅く、反応が速い
- 軽量で扱いやすい
- PBTキーキャップがしっかりしている
- RGBが綺麗で満足感が高い
- 内部フォームで底打ち音が軽減されている
- リストレストの質が良くて疲れにくい
- ケーブルがType-Cで便利
特に「打鍵感」と「反応速度」を評価する声は非常に多めです。
▼ 低評価の傾向
- キーがガタつく(rattling)という声が一定数
- LEDの初期不良があるというレビュー
- クリック音がうるさくて夜は使いにくい
- Synapse必須で設定が煩雑
- スペースキーだけ音が大きいことが多い
- チャタリングではないが、キー戻り音が気になるケースあり
- スタビライザーに改善の余地がある
低評価の中心は 静音性とキーの品質(特にスタビライザー) に関する声でした。
総合評価(筆者視点)
- 光学式スイッチでチャタリングの心配が少ない
- クリッキー感が心地よく入力が楽しくなる
- レポートレート8000Hzの爆速応答
- 反応が均一でゲームの精度が上がる
- PBTキーキャップで文字消えの心配なし
- リストレストが優秀で長時間作業でも疲れにくい
- 価格は高めだが性能を考えればコスパは悪くない
- 静音性を求める人には不向き
- スタビライザーの品質は個体差あり
結論
「速さ」「押し心地」「コンパクトさ」のバランスがよく、ゲームと作業の両方に強い1台。クリックキー好きには最適です。
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まとめ:Razer Huntsman V2 TKL はどんな商品か
Razer Huntsman V2 TKL は、
- 高速応答の光学スイッチ
- カチッと気持ちいいクリック感
- 軽量で扱いやすいサイズ
- 耐久性の高いPBTキーキャップ
- リストレスト付属で疲れにくい
という5つの魅力がそろった、
ゲームと作業を両立したいユーザーに最適なテンキーレスキーボードです。
▼ 買うべき人
- とにかく反応速度を重視する
- カチッとしたスイッチが好き
- FPSやアクションゲームをよく遊ぶ
- デスクを広く使いたい
- RGBライティングも楽しみたい
- 仕事とゲームの両立キーボードが欲しい
▼ 買わない方がいい人
- 静音性を最優先したい
- メカニカル特有の重い押し心地が好き
- テンキー必須の業務が多い
- キーのガタつきに敏感
- サイレント環境で使用することが多い

