結論
M575SPは、小さい机でも手首を動かしにくいトラックボールです。
旧モデル比でクリック音を抑えた静音モデルなので、会議や深夜にも向きます。
一方で、慣れと掃除(ゴミ詰まり対策)は避けて通れません。
向いてる人
- 机が狭い/マウスを動かすスペースがない
- 手首を左右に振る操作で疲れやすい
- クリック音が気になる(在宅・夜・職場)
向いてない人
- FPSなど“瞬間の振り向き”を重視する
- こまめな手入れが面倒
- 1週間の慣れ期間すら取りたくない
まずは診断|M575SPで幸せになれるタイプ?
次の9問で、あなたの「勝ち筋」を決めます。
- Q1:机は狭い(マウスを大きく動かせない)
- Q2:手首がだるい/肩がこることが多い
- Q3:静音は必須(会議・家族・夜)
- Q4:細かい作業(Excel/ブラウザ/軽い編集)が多い
- Q5:持ち運びより据え置きが多い
- Q6:クリックより“スクロール・移動”が多い
- Q7:設定アプリでボタン割り当てに興味がある
- Q8:ゲームは非FPS中心(SLG/MMO/軽め)
- Q9:掃除(たまにボール周りを拭く)ならできる
結果A:仕事効率優先(7個以上YES)
→ M575SPはかなり相性が良いです。
省スペースと静音の恩恵が出ます。
結果B:兼用(4〜6個YES)
→ 「仕事◎、ゲーム△」のバランス型。
FPSは別デバイス併用が現実的です。
結果C:ゲーム優先(3個以下YES)
→ M575SPは主役にしない方が安心。
軽量マウスやパッドを検討が無難です。
M575SPの仕様まとめ(ざっくり表)
| 項目 | 内容(商品ページ記載ベース) |
|---|---|
| タイプ | トラックボール(親指) |
| 接続 | Bluetooth(+Logi Bolt対応表記あり) |
| ボタン数 | 5 |
| 利き手 | 右利き |
| 電源 | 単三電池×1(付属) |
| 電池持ち | 最大18か月目安 |
| 重さ | 約145g |
| 到達距離 | 約10m目安 |
ここが刺さる(メリット5つ)
- マウスを動かさないので、机が狭くても快適
- 親指操作に慣れると、クリック回数が減って疲れにくい
- 静音モデルで、カチカチ音が気になりにくい
- 電池式なので、充電の手間が少ない
- ソフト(Logi Options+系)で、ボタンに機能を割り当てできる
残念ポイント(デメリット5つ)
- 最初は確実に慣れが必要(1週間は見ておきたい)
- ボール周りにゴミが溜まると動きが重くなる
- FPSのエイムは合わない人が多い
- クリックの感触は好みが分かれる(左右差を気にする声も)
- 軽量マウスに比べると、“サッと振る”操作は苦手
仕事での最適解|M575SPが強い使い方
小さい机・狭い作業環境で真価が出る
トラックボールは「机の広さ」を要求しません。
ノートPC+マグカップ+資料、みたいな机でも成立します。
設定で“疲れにくさ”が変わるポイント
まず触るべきはここです。
- ポインタ速度:速すぎるなら落とす(誤操作が減る)
- スクロール速度:少し遅めにすると疲れにくい
- 戻る/進む:ブラウザ作業が多い人ほど効く
- コピペ/ウィンドウ切替:仕事の時短に直結
Excel・ブラウザ作業が多い人に向く理由
親指で移動し、指先でクリックする分業ができるからです。
「移動→選択→スクロール」の繰り返しがスムーズになります。
ゲームでの最適解|結論:非FPS向き
FPSは“合う人だけ”
急な振り向きや細かいエイムは、苦手に感じやすいです。
FPSをメインにするなら、軽量マウス併用が現実的です。
逆に、こういうゲームは相性が良い
- SLG/シミュレーション
- MMO/RPG(ショートカット割り当てが刺さる)
- カジュアルゲーム全般
「正確にカーソルを置く」「長時間操作する」系で強いです。
よくある失敗と回避
失敗しがちな順にまとめます。
- 慣れない → 1週間は“仕事だけ”で使う(ゲームは後)
- ポインタが暴れる → 速度を下げる。まずここ
- ボールが重い → ボール周りのゴミを取る(後述)
- 親指が疲れる → 連続操作の多い日は休ませる(併用OK)
- 細かいアイコンが狙えない → 速度を下げ、加速設定を見直す
- クリック感が気になる → 静音重視なら許容、感触重視なら別タイプも検討
- ホイール不満 → スクロール速度調整+“戻る/進む”で移動回数を減らす
手入れは面倒?|掃除のコツ(これだけ)
結論、たまにやればOKです。
「動きが重い」と感じたタイミングが掃除サインです。
最低限の手順(1〜2分)
- ボールを外す
- ボールを乾拭きする
- 受け側の3点(支持部)を綿棒などで軽く拭く
- 元に戻す
※水洗いは避け、基本は乾拭きが安全です。
ゴミ詰まりを減らす運用
- 手が汗ばんだら、軽く拭いてから使う
- お菓子を食べながら使う人は特に詰まりやすい
- 机のホコリを減らすだけでも改善します
代替案|買わない選択肢も含めて3方向
①もっと安く(同系統で)
旧モデルや近い価格帯のトラックボールを検討。
「静音が必須かどうか」で決めると迷いません。
②もっと軽快に(ゲーム寄り)
FPS中心なら、軽量ワイヤレスマウス+マウスパッドが無難です。
M575SPは“仕事の相棒”に回すのが安定です。
③手首対策を最優先(別タイプ)
親指が合わない人は、縦型マウスや上位トラックボールが候補です。
「手首をひねらない」方向で選ぶのが近道です。
FAQ(5問)
Q1:静音って本当に静か?
旧モデル比で音を抑えた設計です。
ただし「完全無音」ではないので、期待値は調整してください。
Q2:手首は本当に疲れませんか?
手首を左右に振る回数は減ります。
ただし親指に負荷が移るので、合わない人もいます。
Q3:掃除はどれくらいの頻度?
重く感じたらでOKです。
目安は「月1」くらいの感覚で十分な人が多いです。
Q4:Macでも使えますか?
Bluetooth対応なので使えるケースが多いです。
ボタン割り当ては設定ソフト対応状況も確認してください。
Q5:ゲームは無理?
FPSメインは厳しめです。
非FPSなら“慣れれば快適”になりやすいです。
まとめ|要点は3つだけ
- M575SPは省スペース×静音が強い、仕事向きトラックボールです。
- 慣れ(1週間)と、たまの掃除が許容できるかが分かれ目。
- ゲームは非FPS向き。FPSは併用が安全です。

