はじめに
パソコン作業を長時間続けていると、手首や指に痛みを感じる「腱鞘炎(けんしょうえん)」に悩む人も多いでしょう。
普通のマウスを使っていると、手首のひねりや腕の負担が積み重なりやすいため、腱鞘炎リスクが高まります。
この記事では、腱鞘炎対策に効果的とされるエルゴノミクスマウスを5種類厳選し、メリット・デメリット・使用レビューを交えて紹介します。
「手首を守りながら快適に操作したい」方の参考になれば嬉しいです。
なぜ普通のマウスだと腱鞘炎になりやすいか
まず、普通(従来型)のマウスを長時間使うことの問題点を理解しましょう。
- 手首のひねりが生じやすい
通常のマウスは手首をやや内側にねじる形で使うことが多く、その姿勢が長時間続くと腱や筋肉に負荷がかかります。 - マウス本体を動かす負荷
本体を動かす操作を頻繁に行うと、腕・肩にもストレスが波及します。 - 繊細な操作時の繰り返し動作
クリック・ドラッグを繰り返すことで、指の腱に微小な負荷が累積します。
こうした点を避けるため、腱鞘炎対策向けマウスには 手首が自然な角度になる設計(縦型・傾斜型など) や 可動部を減らす方式 が採られています。実際、腱鞘炎・肩こり対策目的で縦型やエルゴノミクスデザインを選ぶべきという情報も多く見つかります。
では、具体的な製品を見ながら比較してみましょう。
比較表:おすすめマウス5選一覧
| 項目 | 1. Logitech MX Vertical | 2. Logitech Lift | 3. サンワダイレクト 400-MA092 | 4. サンワダイレクト 400-MA127 | 5. Anker ワイヤレス エルゴノミクスマウス |
|---|---|---|---|---|---|
| 形状・タイプ | 縦型エルゴノミクス設計(57°傾斜) | 縦型(57°傾斜・コンパクト) | 縦型エルゴノミクス | 縦型エルゴノミクス | 縦型エルゴノミクス |
| サイズ/重量 | 約120×79×78mm/約140g | 約108×70×71mm/約125g | 約112×70mm/約220g | 約109×79×65mm/約130g | 約120×63×75mm/約96g |
| 接続方式 | Bluetooth/USB-C/Unifying対応 | Bluetooth Low Energy/Logi Bolt対応 | USBレシーバー(2.4GHz) | USBレシーバー(2.4GHz・充電式) | USBレシーバー(2.4GHz) |
| 電源方式 | 内蔵リチウム電池(充電式) | 単3電池×1本(最大24か月) | 単3電池×1本 | 内蔵充電池(ケーブル充電) | 単3電池×2本 |
| DPI/感度 | 最大4,000DPI(高精度) | 400〜4,000DPI(100DPI単位調整可) | 1,000/1,600DPI(2段階) | 800/1,200/1,600/2,000/2,400DPI(5段階) | 800/1,200/1,600DPI(3段階) |
| ボタン数 | 6個 | 6個 | 5個 | 6個 | 5個 |
| 静音性 | 通常クリック音 | 静音設計(Quiet仕様) | 通常クリック音 | 静音クリック採用 | 通常クリック音 |
| 特徴機能 | Logicool Flow対応/角度設計で手首負担軽減 | SmartWheel/Easy-Switch対応 | エルゴ設計+滑り止め加工 | 充電式/静音クリック/5段階DPI | 省電力モード搭載/軽量設計 |
| 対応OS | Windows/macOS | Windows/macOS | Windows/macOS | Windows/macOS | Windows/macOS/Linux |
| 主な材質 | プラスチック+ラバー | プラスチック+ラバー | プラスチック | プラスチック | プラスチック |
| 平均星評価(Amazon) | ★4.1/5(約690件) | ★4.2/5(約980件) | ★3.9/5(約1,063件) | ★3.9/5(約1,063件) | ★3.6/5(約51,000件) |
| 高評価の主な声 | 手首の痛み軽減・バッテリー性能・高精度DPI | 疲れにくい・静音性・長寿命バッテリー | 手首が楽・操作性良好・滑らか | 軽い操作感・手首が楽・静音性 | 負担軽減・使いやすい・軽量 |
| 低評価の主な声 | サイズが大きい/クリックが硬い | クリック不良/サイズ合わない | 重い/スクロール弱い | 重い/ホイール不具合 | 滑りやすい/サイズ小さい |
| おすすめユーザー | プロ用途・長時間デスクワーク | 小〜中手サイズのビジネスユーザー | 低価格で試したい初心者 | 静音・充電式を求める人 | コスパ重視で初めての縦型に最適 |
上表を参考にしつつ、以下でそれぞれを深掘りします。
製品レビュー:5モデルのメリット・デメリット
1. Logitech MX Vertical
製品概要・仕様・ポイント
- 商品名:Logicool(ロジクール)MXV1s MX Vertical Advanced Ergonomic Mouse
- カラー:グラファイト
- サイズ:縦12cm × 横7.9cm × 高さ7.8cm
- 重量:約140g
- 接続方式:Bluetooth/USB-Cケーブル対応(有線・ワイヤレス両用)
- ボタン数:6個
- バッテリー:リチウムポリマー電池内蔵(充電式)
- 充電性能:1分の急速充電で約3時間使用可能、フル充電で最長4か月稼働
- DPIセンサー:最大4,000DPI(高精度センサー搭載)
- 角度設計:独自の57°自然握手角度で手首への圧力を軽減
- 素材:プラスチック+ラバーコーティング
- 対応OS:Windows/macOS(BluetoothまたはUnifyingレシーバー対応)
- その他機能:
- Logicool Options対応(ボタン割り当てやDPI調整)
- Flow機能対応(複数PC間のカーソル移動をシームレスに制御)
MX Verticalは、「握手するような自然な姿勢」で操作できる人間工学設計の縦型マウス。
長時間の作業でも手首や前腕の筋肉への負担を抑え、疲れにくい点が大きな特長です。
USB-C充電&有線接続にも対応し、実用性と快適性を兼ね備えています。
メリット
- 57°の自然設計で手首のねじれを防止し、筋肉の負担を約10%軽減
- 長時間作業でも疲れにくく, 肩や腕のこりを感じにくい
- 1分の急速充電で3時間稼働, フル充電で最長4か月持続する高性能バッテリー
- 高精度4,000DPIセンサーで少ない動きでも正確に操作できる
- Bluetooth・Unifying・USB-Cケーブルの3種類の接続方式で、柔軟に使える
- Flow機能により、複数のPC間を1台のマウスでスムーズに操作可能
- 高級感あるラバー仕上げで、グリップ感が良く滑りにくい
- **「手首の痛みが軽減された」「自然な持ち方で楽になった」**など、エルゴノミクス効果を実感する声多数
デメリット
- サイズが大きめで、手が小さい人にはやや持ちにくいという意見あり
- クリック感が重い・ダブルクリックになるとの報告が一部に見られる
- ホイールの動作に違和感があるというユーザーも少数
- MX Masterシリーズと比べるとボタン数が少なく, カスタマイズ性に欠けると感じる人も
- 長期間使用時にホイールやクリックの接触不良が起きるケースがある
- やや高さのある形状のため、狭いデスク環境では扱いにくい場合もある
レビューまとめ
平均評価:★4.1/5(約690件のレビュー)
高評価レビューの傾向
- 「手首や腕の負担が軽くなった」「腱鞘炎の痛みが減った」といった効果を実感する声多数
- 「自然な持ち方で操作しやすい」「長時間でも疲れにくい」という意見が多い
- 「バッテリー持ちが非常に良い」「USB-C充電が便利」といった利便性評価も高い
低評価レビューの傾向
- 「クリック感が不安定」「ホイールの挙動が変」との操作性に関する不満
- 「サイズが大きすぎる」「細かい操作がしづらい」という声も見られる
Logicool MX Verticalは、「手首への負担軽減」と「快適な操作性」を両立したエルゴノミクスマウス。とくに、デスクワークが長いユーザーや、腱鞘炎・肩こりに悩む人から高い支持を集めています。
一方で、手が小さい人や細かいクリック操作を重視する人には少し大きめに感じることも。
それでも、人間工学に基づいた快適な操作体験を求めるなら間違いなく上位モデルの一つです。
総じて、「疲れにくさ」と「自然な持ち方」を重視する人にぴったりのエルゴマウス。
価格以上の価値を感じられる完成度の高いモデルです。
2. Logitech Lift
製品概要・仕様・ポイント
- 商品名:Logi Lift Vertical Ergonomic Mouse(国内版:LIFT M800PG)
- サイズ:高さ108mm × 幅70mm × 奥行71mm
- 重量:125g(バッテリー含む)
- 接続方式:Bluetooth Low Energy/Logi Bolt USBレシーバー対応(USB-A)
- センサー性能:解像度 400〜4,000DPI(100DPI単位で調整可能)
- ボタン数:6ボタン(左右クリック、戻る/進む、スクロールホイール兼中央ボタン、追加ボタン)
- バッテリー:単三電池1本(付属)
- バッテリー寿命:最長24か月(約2年)使用可能
- 角度設計/エルゴノミクス:縦型57°の傾斜設計で、自然な握手姿勢を再現。前腕・肩の筋肉負担を軽減
- その他の特徴:
- 静音クリック(Quiet仕様)でオフィスや自宅でも快適
- SmartWheel対応(高速・精密スクロール切り替え)
- Logi Options+ソフトでボタンカスタマイズやDPI設定が可能
- 最大3台の接続切り替え(Easy-Switch対応)
この「Lift」は、小〜中サイズの手にぴったりフィットする軽量な縦型マウス。
長時間の作業でも手首や腕の疲れを抑えるよう、人間工学に基づいて設計されています。
メリット
- 57°の自然角度設計で手首のひねりを防ぎ、前腕や肩への負担を大幅に軽減
- 単三電池1本で最長2年使用可能と、省電力で電池交換の手間が少ない
- Bluetooth/Logi Bolt両対応で、デバイスや環境に合わせて柔軟に使える
- 解像度400〜4,000DPIの幅広い調整が可能で、精密な作業にも対応
- SmartWheel機能で滑らかなスクロール操作を実現
- 静音クリック設計により、会議中や深夜の作業でも周囲に配慮できる
- 「手首が楽になった」「肩こりが減った」など、ポジティブなレビューが多数
- 落ち着いたデザインと優れた静音性で、オフィス・自宅どちらにも最適
デメリット
- 一部で「左クリックが反応しにくい」「ボタンが壊れやすい」との声あり
- 「スクロールホイールがやや不自然」「水平スクロールが欲しい」という意見も少数
- 手が大きい人からは「サイズが小さくて合わない」と感じるレビューが見られる
- Logi Bolt専用仕様のため、既存のUnifyingレシーバーとの互換性がない
- 静音構造の影響で、クリック感が軽すぎて慣れが必要との意見もある
- 上位モデル(MXシリーズなど)と比べて機能面でやや制限がある
レビューまとめ
平均評価:★4.2/5(レビュー数 約980件)
高評価レビューの傾向
- 「手首が痛くならない」「肩こりが減った」など、快適さを実感する声多数
- 「電池が長持ちする」「接続が安定している」など、使い勝手への満足度が高い
- 「静音性が高い」「クリック音が静かで夜も安心」という意見も多い
低評価レビューの傾向
- 「左クリックが効かなくなった」「クリックが軽すぎる」という耐久性への不満
- 「ホイールの動きがぎこちない」「手に合わない」というフィット感の違いを指摘する声も
Logicool Liftは、手首・腕への負担を大きく減らすエルゴノミクスマウスとして非常に高評価。
静音性と省電力性能も優れており、オフィスワークや長時間作業に理想的なモデルです。
ただし、手の大きなユーザーやクリック感にこだわる人には物足りなさを感じることもあります。
それでも、「自然な操作感」や「疲れにくさ」を重視する人には最適な一台といえます。
総じて、Liftは「静か」「軽い」「疲れにくい」の三拍子そろった実用的な縦型マウス。
初めてエルゴマウスを試す人にもおすすめの安心モデルです。
3. サンワダイレクト エルゴノミクスマウス 400‑MA092
製品概要・仕様・ポイント
- ブランド名:サンワダイレクト(Sanwa Direct)
- 型番:400-MA092
- 接続方式:USBレシーバー(2.4GHzワイヤレス方式)
- 通信距離:最大約8m
- センサー方式:ブルーLED光学式センサー(高精度読み取り)
- DPI切替:1,000/1,600カウント(2段階調整)
- ボタン数:6ボタン(左右クリック、ホイール/中クリック、進む/戻る)
- 対応OS:Windows/macOS(USBレシーバー使用時)
- サイズ・重量:幅7.7cm × 奥行11.2cm × 高さ4.5cm/重さ約220g
- 保証:1年保証付き
主な特徴
- 人間工学に基づくエルゴノミクス形状で、手首や腕の負担を軽減
- ケーブル不要のUSBレシーバー接続式でデスクがすっきり
- 「進む/戻る」ボタン搭載で、WEB操作がスムーズ
- 表面はラバー加工で滑りにくく、グリップ性を強化
価格を抑えながらも、使いやすさと機能性をしっかり両立したモデルです。
メリット
- 自然な握り心地のエルゴノミクス設計で、長時間の使用でも疲れにくい
- USBレシーバー接続で安定した通信が可能。Bluetoothが使えない環境でも安心
- 2段階DPI切替(1,000/1,600)により、用途に合わせてカーソル速度を調整できる
- ブルーLEDセンサー搭載で、布製マットや木製デスクでも正確に反応
- ラバー加工による滑りにくさで、操作中のストレスを軽減
- 通信距離8mの安定性があり、離れた位置でも問題なく操作可能
- シンプルながらも基本性能がしっかりしており、ビジネス利用にも向く
デメリット
- 重量が約220gとやや重く、長時間使用では持ち疲れを感じることがある
- 一部レビューでは「スクロールホイールの反応が弱い」「クリックが効きにくい」という声も
- USBレシーバーを紛失すると利用できないため、持ち運び時は注意が必要
- DPI上限が1,600のため、細かいデザイン作業や高速操作には不向き
- サイズがやや大きめで、小さな手の人にはフィットしづらいという意見もあり
- ワイヤレス特有の遅延や、電波干渉による動作不安定を感じるケースも一部報告あり
レビューまとめ
平均評価:★3.9/5(1,063件のレビュー)
高評価レビューの傾向
- 「手首や腕が楽になった」「負担が減った」と、エルゴノミクス形状を評価する声が多い
- 「操作性が良く、滑らかに動く」「戻るボタンが便利」など、日常使いの快適さを評価
- 「静音性が高い」「ケーブルレスで便利」「グリップしやすい」といった意見も目立つ
低評価レビューの傾向
- 「ホイールが壊れた」「クリックが反応しない」といった耐久性への不満
- 「重い」「手に合わない」「操作がしっくりこない」という声も一定数あり
サンワダイレクト 400-MA092は、コスパ重視でエルゴノミクスマウスを試したい人に最適なモデル。
滑りにくいラバー加工や静音設計など、基本性能は価格以上の仕上がりです。
一方で、長時間使用やデザイン作業にはやや不向きな面もあり、「軽さ」や「反応性」を求める人には物足りない可能性があります。
総じて、「価格を抑えつつ疲れにくいマウスを探している人」にぴったり。
初めてのエルゴノミクスマウスとしても安心して選べる1台です。
4. サンワダイレクト エルゴノミクスマウス 400‑MA127
製品概要・仕様・ポイント
- 製品名:サンワダイレクト 400-MA127 エルゴノミクスマウス(ワイヤレス・充電式)
- 重量:本体のみ約130g(レシーバー含まず)
- 接続方式:2.4GHzワイヤレス(USBレシーバー対応)
- 電源方式:充電式(リチウムイオン電池内蔵)で、ケーブル充電可能
- DPI切替:800/1,200/1,600/2,000/2,400 count(5段階調整)
- サイズ:幅90.4mm × 奥行109.3mm × 高さ64.5mm
主な特徴
- 親指スポット設計で指が自然にフィットしやすい形状
- エルゴエッジ構造で小指が机に触れにくく、疲れを軽減
- 静音クリック(Quiet設計)で、クリック音を大幅に抑制
- 進む/戻るボタンを搭載し、Web操作をスムーズにサポート
- 一部ラバー加工で滑りにくく、しっかり握れる安心感
メリット
- 手首・前腕の負担を軽減するエルゴノミクス形状で、長時間作業も快適
- 5段階DPI切替機能で、作業内容に合わせてカーソル速度を細かく調整可能
- 進む/戻るボタンでブラウジングや作業がスムーズ
- 静音クリック仕様で、深夜やオフィスでも気兼ねなく使える
- 親指スポットとエルゴエッジ設計により、自然な握り心地を実現
- 充電式バッテリー搭載で乾電池不要。ケーブル充電で繰り返し使えるのも便利
- 「軽い操作感」「手首が楽になった」という高評価レビューが多い
デメリット
- 重量130gで、軽量ながらも「少し重く感じる」との声あり
- USBレシーバー専用のため、紛失すると再利用が難しい
- 高DPI(2,400)設定では、細かい動作が過敏になりやすいとの意見も
- 一部ユーザーから「クリック反応が弱くなった」「ホイールの動きが不安定」という報告あり
- 手の大きさによってフィット感に差が出る
- ワイヤレス通信の特性上、電波干渉のある環境では動作が不安定になる場合も
レビューまとめ
平均評価:★3.9/5(約1,000件のレビュー)
高評価レビューの傾向
- 「軽い操作感で疲れにくい」「手首が楽になった」とエルゴ設計を高く評価
- 「静かで快適」「サイレントクリックが良い」と静音性を支持する声も多数
- 「ケーブルレスで使いやすい」「充電式で便利」という利便性への満足感が高い
低評価レビューの傾向
- 「クリックが効かなくなった」「ホイールがずれる」といった耐久面への不満
- 「重い」「フィット感が合わない」など、個人差による使用感の指摘もあり
サンワダイレクト 400-MA127は、快適な握り心地と静音性を両立したエルゴノミクスマウス。
「軽い操作感」「疲れにくい持ち心地」など、日常使いでの評価が高いモデルです。
一方で、クリックの耐久性やホイール精度に関してはややばらつきがあるとの声も。
それでも、コスパと快適さを両立したワイヤレスマウスとして、多くのユーザーから支持を集めています。
総じて、「静か」「軽い」「疲れにくい」を求める人にぴったり。
初めてのエルゴノミクスマウスにもおすすめの1台です。
5. Anker ワイヤレス エルゴノミクスマウス
製品概要・仕様・ポイント
- 製品名:Anker 2.4G Wireless Vertical Ergonomic Optical Mouse(縦型エルゴノミクス光学式マウス)
- 接続方式:2.4GHzワイヤレス(USB-Aレシーバー使用)
- DPI切替:800/1,200/1,600 の3段階調整対応
- ボタン数:5ボタン(左右クリック、ホイール/中クリック、進む・戻るボタン)
- サイズ:幅約62.8mm × 奥行約120mm × 高さ約74.8mm
- 重量:約96.4g
- 電源:単3電池2本(別売り)
- 省電力機能:8分間操作がないと自動でスリープ(節電モード)へ移行
- 設計特徴:人間工学に基づいた“握手型(Handshake)”デザインで、手首や腕の負担を軽減
軽量かつシンプルな構造ながら、エルゴノミクスデザインと実用性を兼ね備えた人気モデルです。
メリット
- 縦型設計による自然な握り心地で、手首や腕の筋肉負担を軽減
- 3段階DPI切替(800〜1,600)で、作業内容に合わせてカーソル速度を調整可能
- 進む/戻るボタン搭載で、ブラウザ操作や作業効率がアップ
- 省電力モード搭載により、電池の消耗を最小限に抑制
- 軽量設計(約96g)で、持ち運びや長時間使用もラク
- 「手が疲れにくい」「操作が快適」といった高評価レビューが多数
- USBレシーバー式のため、Bluetooth非対応機器でも利用可能
デメリット
- 単3電池式のため、定期的な電池交換が必要
- レシーバー紛失時は再利用できない点に注意
- 最大DPIが1,600のため、デザインや精密作業にはやや不向き
- 「大きな手には小さい」「小指が机に当たる」といったサイズ感の不満も
- 表面コーティングが滑りやすいため、「滑って持ちにくい」と感じる人もいる
- 節電モード復帰時のクリック操作がわずかに硬いとの意見あり
レビューまとめ
平均評価:★3.6/5(約5万件のレビュー)
高評価レビューの傾向
- 「手首が疲れにくい」「長時間作業でも快適」と、疲労軽減効果を評価する声多数
- 「操作感が軽く、反応も良い」「USBレシーバーで安定して使える」との意見も多い
- 「電池持ちが良い」「シンプルで使いやすい」という実用性への満足度も高い
低評価レビューの傾向
- 「持ち手が滑りやすい」「手をしっかり置きにくい」と形状に関する不満
- 「ボタンが反応しない時間がある」「サイズが合わない」など操作性の問題も一部報告あり
Anker 2.4G Wireless Vertical Mouseは、低価格ながら手首の負担を大幅に軽減できる縦型マウス。
エルゴノミクス設計と軽量ボディが特長で、初めての縦型マウスにもぴったりです。
一方で、滑りやすさやクリック感に個人差があり、大きな手の人や精密作業向きではない点は注意。
それでも、コストパフォーマンスを重視するなら非常に魅力的な選択肢といえます。
総じて、「疲れにくい」「軽い」「使いやすい」の三拍子がそろった初心者向けエルゴマウス。
手首の負担を軽くしたい人や、自宅・オフィスでの長時間作業におすすめです。
比較まとめ
- 疲れにくさ・腱鞘炎対策重視なら:「Logitech MX Vertical」「Logitech Lift」が最もバランスが良く、長時間使用でも手首への負担が軽減される設計。
- コスパ重視で導入したい場合:「Anker ワイヤレス エルゴノミクスマウス」や「サンワダイレクト 400-MA092」は価格が安く、入門用におすすめ。
- 静音性重視なら:「Logitech Lift」または「400-MA127」。
- 手のサイズが小さい方は「Lift」、大きめの手の方は「MX Vertical」や「Anker」を選ぶと握りやすい。
比較+選び方のコツ
- 手首の「ひねり」をどれだけ抑えられるか が最重要。縦型や傾斜型を選ぶと効果的。
- 自分の手のサイズ・操作スタイルに合うか を事前に確認。大きすぎる・小さすぎるは逆効果。
- 接続方式(Bluetooth / USB / 有線) の安定性も考慮に入れる。
- 設定ソフトやカスタマイズ機能の有無 も選ぶ基準になる。
- 慣れ期間 を見込む。最初はカーソル操作や慣性感に違和感を感じることがある。
まとめ
腱鞘炎対策に適したマウスを選ぶなら、 縦型 / 傾斜型 / エルゴノミクス設計 を採用した製品が特に有利です。
今回紹介した5モデルはいずれも、手首負荷を抑える設計や静音性・使い勝手を備えています。
まずはいくつか試して、自分の手や作業環境に最も合うものを見つけてみましょう。手首が楽になれば、仕事に集中できる時間も増えるはずです。

